胃粘液の働きについて

先日、胃腸炎についてお話をしました。

 

前回記事、胃腸炎の原因と背景その症状

 

胃腸炎にならなくても胃の不調や心配をしている方はかなりの割合を占めます。

 

実際に胃の裏側が硬くなっていたり、足裏の施術の際、胃の反射区を痛がる方は多いのですが原因は人によって様々です。

 

ストレスをはじめ、食事の時間が不規則だったり、栄養過多、飲酒や喫煙、早食いなど。

 

胃のトラブルの多くは胃粘膜に原因が考えられますが今回は胃粘膜についてです。

 

胃粘液は、胃を守るバリアーの役割をはじめ、胃の健康に必要なさまざまな機能をもっています。
粘液は、胃粘膜の表面にある「表層粘液細胞」と胃の表面にある無数の穴の底に開口している胃腺に分布する「腺粘液細胞」で産生・分泌されます。
それぞれの細胞では、2つの異なった性質の胃粘液をつくり、分泌された粘液は交互に重なり合って胃粘液層をつくりあげます。
胃粘液層には、酸を中和したり、ペプシンを不活性化したり、いろいろな働きがあり、物理的・化学的なバリアーとしてなくてはならない存在です。

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胃粘液の働きと胃粘液分泌に影響を与えるもの

 

食物は、口内で咀嚼され、ある程度の大きさの食塊となって胃内に移動します。胃は食物をなお細かく破砕し、それらを一時的に貯える貯蔵庫の役割をはたしています。すなわち、食塊は蠕動運動で胃液と十分混ぜ合わされて消化・分解され、どろどろした粥状にかたちを変えてチューブから絞り出されるように少量ずつ時間をかけて十二指腸へと送り出されます。胃の粘膜から分泌される胃液には胃酸、蛋白質を分解する酵素のペプシン、粘液が含まれています。胃酸はpH1~2の強い酸性を示し、外部から食物などと一緒に取り込まれた細菌の殺菌や腐敗防止にあたります。胃での消化・分解はペプシン、胃酸により行なわれますが、十二指腸以降の本格的な消化・吸収を行なうための予備的な準備段階。

 

粘液は胃のすべての場所でつくられ、粘膜表面を覆って潤滑性を保ち、摂取した食物との接触によって起こる粘膜の損傷を防いでいます。一方では、食物を包み込んで混和し、蠕動運動を助けて食塊の移動を容易にして胃の消化作用に大いに寄与しています。

 

胃のなかでつくられる胃酸は、手につけば炎症反応を起こしてヒリヒリと痛み、表皮がはげたりするほどの強い酸ですから、胃液を取り出してその中に肉片をいれると溶けてしまいます。健康な胃では、粘液が胃を守るバリアーとして働き、強酸による障害は生じません。実際に、胃粘膜表面を覆っている薄い粘液ベール(粘液層)をはがし、粘膜を酸と接触させると出血障害が起こり、確かに粘液ベールは表層粘膜のバリアーとして機能している。

 

胃粘液層を構成している物質の90%以上は水分で、粘液を特徴づける物質は特殊な構造をもつ粘液糖蛋白質で5~10%を占めます。そのほか、脂質、酵素などさまざまな物質を含んでいます。

胃粘液は、各種の刺激や生理的変化に対していち早く反応を示します。

例えば30%以上のアルコール摂取アスピリンなどの鎮痛剤の投薬で胃粘液量は減少し、粘膜に障害がおこります。その他ストレス、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染や生理的な変化として加齢があげられます。

これらの要因による粘液の変化は量的な減少に加えて質的な変化も認められ、バリアーとしての防御機能も低下します。

 

傷んだ胃粘膜の修復には粘液が重要な働きをしますが、特定の薬剤は粘液量や粘液産生を積極的に増加させ、胃粘膜防御作用に影響を与えると考えられています。

引用元 胃のサイエンス

 

 

胃を本来の状態に戻すには胃の粘膜の修復が大きく関わっているようです。

胃粘膜異常や回復方法については後日、ご紹介する予定です。

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